防災行政無線やあびらチャンネル、町ホームページ、SNSなどを活用して多重的に情報を発信し、地震や風水害に備えて備蓄品の管理、補充を行っています。また、防災訓練や自主防災組織の育成を通じて地域の防災力向上に取り組むほか「防災ハンドブック」を町ホームページに掲載し、各地域の危険個所を示した「ハザードマップ」の作成や配布など、防災意識の向上に努めています。災害に強いまち
「自助(自分や家族で備える)」と「共助(地域で支え合う)」の意識が重要です。家庭では災害を想定して備蓄や持ち出し品を準備し、食品は普段から多めに買い置き、使った分を補充する「ローリングストック」を活用しましょう。日ごろから複数の情報手段で正確な情報を得る習慣をつけ、安否確認方法を家族で共有するとともに、防災訓令への参加や地域の交流を深めることが大切で。家庭や地域でできる備え
地球温暖化は、私たちの生活や産業に長期的な影響を与えるため、豊かな自然を未来に残すためには、環境への配慮や二酸化炭素(CO₂)削減が欠かせません。「環境にやさしいまち」
町では、二酸化炭素(CO₂)削減のため、太陽光発電などの再生可能エネルギーの導入や省エネ対策の継続、ごみ減量、分部、リサイクルの徹底により、環境にやさしく快適で安心安全なまちづくりを進めることで、町民や事業者と一体となってゼロカーボンシティの実現を目指しています。
太陽光発電などの再生可能エネルギーは、二酸化炭素(CO₂)削減と停電時の電力確保の両方に有効であり、森林は二酸化炭素(CO₂)を吸収し景観を守るだけではなく、土砂災害や洪水を防ぐことにも役立ちます。「災害に強いまち」と「環境にやさしいまち」は深く結びついている
さらに、ごみの減量化や分別、資源リサイクルの推進は、災害時に発生する大量の廃棄物(災害ごみ)を適切に処理する上でも重要であり、リサイクルを通じて生まれた製品が、いざという時の支援物資などに生まれ変わる可能性もあります。
町民一人ひとりの「省エネ」や「ローリングストックの意識」、そして「地域での助け合いの精神」は、環境を守ると同時に、災害からのレジリエンス(回復力)を高めることにもつながるのです。
「災害に強く、環境にやさしいまち」は行政だけでは実現できません。町民一人ひとりの意識と行動、地域のつながりが大きな力となります。安平町はこれからも皆様と共に、安心して暮らすことができ、次世代に誇れる街づくりを進めます。未来の町のため、できることからはじめてみませんか。
次号の広報あびらでは、「国の補助金(重点対策加速化事業)を活用した新たな取り組み」をご紹介します。