早来地区義務教育学校Q&A

 令和5(2023)年4月、早来地区に義務教育学校が開校します。早来地区義務教育学校に関して寄せられた質問を、町広報誌にて回答しております。ここではその内容をご紹介します。
 内容は随時更新予定です。ぜひご覧ください。

ご質問について

新しい学校に関するご質問を、メールまたはお電話でお寄せください。
可能な限り、広報誌面で回答します。そうすることで、ほかのマチの皆さんにも理解を深めていただく機会とさせていただければ幸いです。
メールの場合は、ご住所とお名前、メールアドレス以外の連絡先を記入してください。※個人情報は、紙面で公開されません。

教育委員会事務局学校教育グループ(gk-kyouiku@town.abira.lg.jp 0145-29-7036)

コンセプト(願い)

Q1:コンセプトの意味をわかりやすく教えて。また、だれがどうやって決めたの?

A1:コンセプトは、平成31年1月から3月までに、町民参加型ワークショップ「新しい学校を考える会」を6 回開催し、参加いただいた児童・生徒とその保護者の皆さん、地域の皆さんとの意見交換で出た言葉から紡ぎ出されました。コンセプト「自分が”世界“と出会う場所」は、安平町の学校の良さは地域とのつながりにあることから、子どもだけでなく地域の方々とも学校を通じて多様な考えや価値観と出会うことで、自分自身にとっての新たな世界( 世界観・価値観) と出会ってほしという願いが込められています。ですから、「自分」とは子どもだけを指すのではなく、また、「世界」とは海外だけを指すものではありません。コンセプトは、平成31年3 月に教育委員会事務局が作成した「安平町立早来中学校再建事業調査資料」により初めてお示ししたものです。資料は、町ホームページに掲載していますのでご覧ください。インターネット環境のない方は、ご連絡ください。印刷し、お送りします。

Q2:素晴らしい施設環境が提供されると仮定したとき、そこではどのような力が子どもたちに育つとと考えていますか?

A2:児童・生徒の興味や好奇心を育み、それに支えられた知識や技能・思考力や表現力、対話力等の資質・能力を培うこと ができると考えています。 そのうえで、「自ら世界を拡げる力」・「未来に向かって挑戦する力」・「互いの良さを認め合う力」・といった生涯 にわたってともにたくましく生きていける力を育むことが目標です。 また「安平町で学び育つかとができて良かった」と思っていただけるように努めていきますので、保護者や地域の皆さ んのご理解とご協力をよろしくお願いします。

制服

Q1:制服について、保護者や地域の声を聴いてほしい。

A1:今月9月にアンケートを実施しますので、ぜひご意見をお寄せください。

Q2:冬場はカーディガンやニットベストなどもあると温度調整などがしやすいのでは?(夏場も同様)

A2:オプションとして購入していただけるよう検討します。

Q3:最終デザインになったら、三択ぐらいでもう一度アンケートをやってもらいたい。

A3:最低限アンケートは実施しようと考えています。コロナの状況にもよりますが、イベント形式での開催も検討します。

Q4:夏用の制服はどうなりますか?

A4:上着を着用しないことに加え、答2の内容との組み合わせで対応できたらと考えます。

Q5:価値観が多様化するなかで、男女で統一した方がいいのでは?

A5:「製作の注意事項」のとおり、選択肢を広げることで、あらゆる価値観に対応します。

Q6:今の早来中学校は制服を着る機会が少ないので、もう少し着る機会を増やしてほしい。

A6:新しい学校では、更衣スペースも十分確保できると考えられることから、TPOに応じた規律ある学校生活を送ることができるような工夫を検討します。"

Q7:毎日ワイシャツを用意することは現実的でない。ポロシャツの方がいいと思うが。

A7:答2を踏まえながら、答6とのバランスをはかっていくことができればと考えます。

Q8:町で制服購入を補助してほしい。

A8:現在町では、一定の収入基準を設けて、制服購入のみならず給食費や修学旅行費などを補助する仕組みがあります。 ぜひご相談ください。

Q9:洗いやすさなど、生徒が清潔なものを身に着けられるようにしてほしい。

A9:洗濯に関しては、多くの方からお声をいただいています。洗濯を含め、アイロンなど日常の手入れのしやすさを考慮するよう業者へ依頼します。

Q10:今の中学1・2年生は、新しい学校でも現在の制服を着ることになりますか。

A10:現在の制服か新しい制服のいずれかを選んでいただきます。

Q11:新しい制服を着ることができる場合、購入費用を町で補助する予定はありますか。

A11:予定していません。

教室

Q1:教室の広さや使い方はどうなるの?

A1:1~6年生の教室は、今の大きさの約2倍になると考えてください。全員で、小グループで、友達同士で、どんな授業でも自由にレイアウトすることが可能です。教室の壁には黒板ではなくホワイトボードが2か所ついていて、映像も映すこともできます。つまり、これまでの教室の使い方とは大きく異なるということです。

Q2:暑さが厳しい夏場において、暑さ対策(空調設備)はどうなるの?

A2:エアコンがついている部屋とついていない部屋があります。 窓の位置を工夫して風通しの良い作りにしています。

Q3:図面を見ると、各学年の教室は一つしかないように見えますが、ひとつの学年で二クラスになった場合、教室をどのように使っていくのですか。

A3:現在の一般的な教室の1.5~2倍の広さがありますので、二つに分けて使用することを想定しています。

図書室(その他地域開放)

Q1:一般開放される図書室には、スマホやパソコンを使用できるように電源やWi-Fi(ワイファイ)を整備してほしい。

A2:電源の設置とフリーWi-Fiの整備を予定していますのでご安心ください。

Q2:地域の皆さんが図書室などを利用できるそうだけど、不審者への対応(セキュリティ対策)はどうなるの?

A2:図書室は常に人の目で見守り、防犯カメラも設置します。図書室から学校側へは、セキュリティシステムを設置して、登録した方だけしか行けないようにします。

Q3:一般の方も図書室や体育館などの施設を利用できると聞きましたが、それに対する児童・生徒への防犯対策はどのようになっていますか?

A3:図書室には、司書や管理人などを常駐させます。また、出入り口は学校と一般住民利用とを物理的に分け、さらに「顔認証システム」を採用し、児童・生徒や教職員の みが学校施設側へ出入りできるようにします。 なお、図書室等共用スペースへの出入り口も物理的に分け、鍵の自動開閉システムを採用し、児童・生徒が利用する際 は、一般住民側にロックがかかる仕組みとします。

授業内容・教育内容(行事等)

Q1:新しい学校は義務教育学校になります。 これまでの小・中学校の教育内容は、どう変わるのですか?

A1:義務教育学校は制度上、独自のカリキュラムを導入することも可能ですが、転入学なども想定されますので、現段階で 大きく変える予定はありません。 引き続き、当町の生涯学習計画(教育大綱)の重点として掲げる子供を主体とした(子供の社会参画を基軸とした)「社 会に開かれた教育課程」の実現を目指していきます。

Q2:新しい学校(施設)で行われる授業などの活動はどうなりますか?

A2:次のような大きな特徴があります。 ・教室の広さを従来の1.5倍から2倍確保することで、多様な教育方法に対応できるようになります。 ・大型プロジェクタとホワイトボードを設置することで黒板を無くし、すでに児童・生徒へ一人一台配られているiPad等 によりICTを積極的に活用し、主体的に学べる学習環境となります。 ・中学校段階では、国語や数学などの教科も専用の教室用意することで、教科の魅力を活かした授業を展開できる用にな ります。 ・これらの特徴のある教育環境の中で、文部科学者が日本のすべての学校で実現を目指す「個別最適な学び」と「協働的 な学び」により、児童・生徒の皆さんがより主体的で対話的な学習を通じて、より深く学ぶことができると期待していま す。

Q3:具体的な行事の内容はどのように考えていますか?

A3:具体的な内容は現在検討を進めていますが、町や教育委員会の基本的な方針としましては、子どもを主体とした社会参 画を促していきたいと考えていますので、行事のみならず普段の授業等の諸活動においても、子どもたちの「やりたい」 と先生方の「支えたい」をすべて叶えることができる施設環境を提供していきたいと思っています。

Q4:9(中学3)年生の行事に、1(小学1)年生も関わるのですか。

A4:学校行事をどのようにしていくか現在検討している最中ですが、運動会(体育祭)や学芸会(学校祭)、遠足などの行事について一緒に活動することを考えています。また、清掃活動などで他学年と行う班活動(「縦割り活動」「縦割り班」などと呼ばれます。)も計画しています。このほか、児童会・生徒会を一緒に活動することなども考えられます。

入学(転校)等に関して

Q1:令和5年度に転勤で早来学園に転校になるかもしれません。早来学園に入学するためには、私立学校のような試験があるのですか。

A1:公立学校なので、試験はありません。区域内のすべてのお子さんが対象です。

Q2:転校前に学校を見学することは可能ですか。

A2:可能です。その際は事前に学校又は教育委員会へご相談ください。

Q3:子どもが特別支援学級に在籍するが、その子どもは転校可能ですか。

A3:答1と同様、特別支援学級のお子さんも入学できます。たとえ1名であってもその方の状態に応じた特別支援学級を新設することもできます。

その他

Q1:現在、埼玉県の公立中学校で勤務しています。復興のシンボルとして、安平町が取り組まれているみんなの学校づくり に興味があります。令和5年度の開校にあたって、新規教職員の募集は考えていますか?

A1:現在建設中の学校は公立(町立)の義務教育学校です。採用は北海道教育委員会が行うため、町教育委員会では独自に 行っていないことをご理解ください。当町の取り組みに共感いただきありがとうございます。

Q2:PTA活動はどうなるの?

A2:現在早来地区の各小・中学校のPTA役員会の中などで検討を進めています。「今まで通りの仕組みで新しい学校に導入 する」・「これを機に廃止する」・「別な形に変える」など多角的な検討をしている最中です。

Q3:今の早来中学校の校則は、今の時代に馴染まない部分があると耳にします。そもそも校則は大人が押し付けるのではなく、生徒会などで議論して決めるべきでは?

A3:校則は、現在関係校の教職員や教育委員会で検討中です。その中で、全部とはならないかもしれませんが、児童・生徒が自ら考える機会として、決めてもらいたい項目を用意する方法も考えています。

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