早来地区義務教育学校の制服

 2023(令和5)年4月早来地区義務教育学校の開校に合わせて、制服をリニューアルします!
 2021年9月に早来地区の小学校及び中学校の児童・生徒とその保護者の皆様へ、「着たい制服の形」に関するアンケートを実施しました。
 その結果をお知らせします!
 アンケート結果参考に、今後どの形にするか決めていきます。

新しい学校の制服について

 新しい学校では、中学生にあたる7年生から、従来のものを一新し、新しい制服を着てもらうことになります。
 「何年生から着るべきか」、「そもそも着る必要がないのではいか」。色々な意見を踏まえながら、次のねらいをもって着てもらいたいと考えています。

①社会性向上
 学年が上がるにつれて、「規律」と言われる「基本的な生徒の活動・行動」を意識することが求められていきます。その一つとして、統一した服装があります。
②仲間意識
 同じ学校に通う一員として、互いを尊重し理解しあえる感覚を持ちやすくします。
③経済性
 丈夫な素材を選ぶことで、長く使うことができます。また、冠婚葬祭などフォーマルな場面でも着ることができます。
④安全面
 特に実験などの場面では、事故を防ぐための注意事項などが伝えやすくなります。

制服に関するアンケート

 9月6日から30日にかけて、早来地区の小学校、中学校に通う児童・生徒とその保護者の皆さんを対象に、インターネットや用紙により行いました。
 対象となる児童・生徒数が全部で325名。そのうち、121名の方が回答してくださいました。本当にありがとうございました。

アンケート内容
 今回は、制服の『形』について、「どれがいいですか?」という質問をさせていただきました。
 ですので、あくまでも色や細部のデザインなどはこの後考えていくことになります。
 
 女性
  イートン/ブレザー/セーラー/その他

 男性
  詰め襟/ブレザー/その他
※早来中学校は現在、男性は詰め襟、女性はイートンが採用されています。

アンケート結果

第1位
 女性 ブレザー
 男性 ブレザー

第2位
 女性 セーラー
 男性 詰め襟

第3位
 女性 夏:ベスト
    冬:イートン
 男性 詰め襟

第4位
 その他

※女性は、いずれの形でもスカートとスラックスが選択できます。

※第3位の案が、今までの早来中学校と同じ形です。
seifuku
 

制服に関する今後のスケジュール

 下の表は、令和5(2023)年4月の義務教育学校開校に合わせて、新しい制服を作るためのスケジュールを表したものです。

 今月、開校準備委員会という会議の中で、アンケート結果を踏まえながらどの形とするかを決めます。
 1月に入りましたら、制服の製作をお願いする会社を募集、決定し、サンプルの製作を依頼します。
 
 令和4(2022)年度になる4月には、もう一度アンケート調査を行う予定です。次のアンケートでは、色や細部のデザインなどについてお聞きしたいと思います。
 9月までにはすべてを決定し、本格的な製作作業に入り、令和5(2023)年3月にご希望の方のお手元に届く予定としています。
 
 そして、義務教育学校が開校する令和5(2023)年4月から、新しい制服を使っていただきたいと考えています。

zu
 

製作に当たり注意していくこと

 新しい制服を考えていくにあたっては、次の点に注意していきます。

 ①費用面
 現在の価格を参考に、なるべく高額にならないようにすること。

 ②ジェンダーへの配慮
 性自認に配慮し、多様な価値観が認められるような選択ができるようにすること。具体的には、女性用・男性用にしばられない選択を可能にしたいと考えています。なお、女性=スカートとせず、スラックスとの選択はすでに可能とすることが決まっています。
 ③現行制服からの移行期間
 令和5(2023)年度から新しい制服を着ることができます。その際の2・3年生は、現行制服と新しい制服を選択できるようにすること。

 ④機能性
 多くの教科で制服が着用できるよう、活動しやすいものとすること。
 
 ⑤その他の指定服など
 ジャージや運動靴なども合わせて考えていくこと。

制服に関するQ&A

 制服に関するアンケートの中でお寄せいただいたものについてご回答します。

 問1 冬場はカーディガンやニットベストなどもあると温度調整などがしやすいのでは? (夏場も同様)
 答1 オプションとして購入していただけるよう検討します。

 問2 最終デザインになったら、三択ぐらいでもう一度アンケートをやってもらいたい。
 答2 最低限アンケートは実施しようと考えています。また、コロナの状況にもよりますが、イベント形式での開催も検討します。

 問3 夏用の制服はどうなりますか?
 答3 上着を着用しないことに加え、答1の内容との組み合わせで対応できたらと考えます。

 問4 価値観が多様化するなかで、男女で統一した方がいいのでは?
 答4 「製作の注意事項」のとおり、選択肢を広げることで、あらゆる価値観に対応します。
 問5 今の早来中学校は制服を着る機会が少ないので、もう少し着る機会を増やしてほしい。
 答5 新しい学校では、更衣スペースも十分確保できると考えますことから、TPOに応じた規律ある学校生活を送ることができるような工夫を検討します。

 問6 毎日ワイシャツを用意することは現実的でない。ポロシャツの方がいいと思うが。
 答6 答1を踏まえながら、答5とのバランスをはかっていくことができればと考えます。

 問7 町で制服購入を補助してほしい。
 答7 現在町では、一定の収入基準を設けて、制服購入のみならず給食費や修学旅行費などを補助する仕組みがあります。ぜひご相談ください。

 問8 洗いやすさなど、生徒が清潔なものを身に着けられるようにしてほしい。
 答8 洗濯に関しては、多くの方からお声をいただいています。洗濯を含め、アイロンなど日常の手入れのしやすさを考慮するよう業者へ依頼します。

まとめ(今回のポイント)

 制服について、ポイントを整理すると、次のとおりです。

・新しい学校では、7年生から制服を着用します。

・9月のアンケートは、制服の「形」を決めるために参考とするものです。

・アンケート結果では、女性・男性ともにブレザーとする案が最も多くなっています。

・新しい制服は、義務教育学校開校と同時に使用開始。ただし、その際の2・3年生は既存の制服でもOKとします。

・女性=スカートという考え方を無くし、選択可能とします。

・最終的なデザインは、来年度再度アンケートなどを実施して決めます。

・ジャージや運動靴なども一新することを検討します。

先頭に戻る