こんにちは保健師です。

Vol.12 ~お菓子と脂肪と運動~ 2014年 5月発行

 (文・高保健師)

 健康福祉課健康推進グループの高(たか)と申します。
 私は最近、チョコレートにはまっています。休憩中に一口食べては、ささやかな幸せを感じています。しかし30代も後半に差し掛かり、食べた分がしっかり身につくお年頃になってしまいました。ちょっと食べ過ぎた次の日、体重計に悲しいほどしっかり「実績」が表れます。
 お菓子が好きなのも、体重が気になるのも、体重が気になるのも私だけではないはず…
 ということで今回は、お菓子と脂肪と運動についてお話します。

もしも板チョコレートを1枚食べてしまい、なかったことにしたいと思ったら

 甘い誘惑には勝てないものです。でも、図を見てください。

 たった70グラムで意外と高カロリーですね!
 これをなかったことにするには、消費すること。
 板チョコレート1枚分のカロリーを消費するために必要な運動量は、
   ○普通に歩いて約2時間30分
   ○早歩きで  約1時間30分
 食べるのは簡単ですが、消費するのは大変。でも、体を動かさないと脂肪として体に貯まることに…

挿絵2

脂肪をため込むとどうなる?

 一日に必要以上のエネルギーを摂取すると、同じくらいのエネルギーを消費しなければなりません。余分なエネルギーは、脂肪となり少しずつ体に蓄積します。その結果がいわゆる「メタボリックシンドローム(内臓脂肪型症候群)」といわれ、内臓脂肪型肥満を共通の要因とする、脳血管疾患や心臓病などの生活習慣病の元になります。
 例えば、1日食の食事のほかに板チョコレートを18日間食べ続けると体重が1キログラム増加することになります。(人間の身体は計算どおりにはいきませんが、増えるのは確実)

挿絵4

カロリーだけを考えたら、ご飯を減らしてお菓子を食べてもいい?

 バランスのとれた食事を減らすと必要な栄養分が不足します。ご飯のかわりにお菓子を食べると、ほとんどが糖分・脂質なため、急激に血糖値が上がり脂肪を貯めやすくなり、将来的には糖尿病になる可能性が高まります。

食べたら動く!

 そこで、私たちがお勧めするのは、気軽にできる有酸素運動『ウォーキング』。町では、ウォーキングを楽しむ集まりとして「ほっとぬくもり健康倶楽部+アルファ(アルファ)」を月2回実施中です。
 おいしい空気を吸い、きれいな景色を楽しみながら歩くのは気持ち良いですよ。また、健康教室「ほっとぬくもり健康倶楽部」では、安全・効果的に運動をするための学習ができます。(受講料無料!下記にお問い合わせください。)
 お菓子も運動も両方楽しみましょう!

挿絵3

ウォーキングに負荷をかけたい方、また膝の痛みがある方にお勧めの方法は?

 ポールを使って歩く「ノルディックウォーキング」がお勧めです。このウォーキングには次のような効果があります。

・普通のウォーキングよりも心拍数を上げ、運動量が増える

・膝や関節への負担をやわらげる(特に体重超過気味の方にお勧め)。

・首や肩のまわりの緊張と痛みを取り除き筋肉をリラックスさせる。

・上半身を使うことで特に二の腕を引き締める、また、たるみを解消し、肩と胸の筋肉を伸ばすことでバストアップにつながります。

 各庁舎で体験用ポールを貸出していますので、ぜひ、ご利用ください。

おまけ(おやつの適量)
一般的なおやつの適量は、一日のエネルギー所要量の1割程度(およそ100~200キロカロリー程度)です。さらに詳しくお聞きになりたい方は健康推進グループにご相談を。
 
お問い合わせ

安平町役場 健康福祉課
〒059-1595 北海道勇払郡安平町早来大町95番地
TEL : 0145-29-7071(健康推進G)
TEL : 0145-29-7072(国保介護G)

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