こんにちは保健師です。

Vol.50 ~「口」の健康~ 2017年 7月発行

 (文・寺井保健師)

 今回は、年齢を重ねても健康で元気に過ごすために大切な「口」の健康についてお話します。

こんな症状に心当たりはありませんか?

  ・最近固いものがたべにくくなった
  ・お茶や汁物などでむせることがある
  ・口の渇きが気になる
  ・食べこぼしがおおくなった

 口(口腔)の役割には、「食べる、噛む、飲み込む、話す、笑う、表情をつくる、唾液を出す」などたくさんの機能があります。
 しかし、口や舌も筋肉なので、家に閉じこもりがちで喋る機会が少なかったり、軟らかいものばかり食べていると、体の筋肉と同じで機能が落ちていきます。また、年を重ねることでも次第に低下していきます。
 元気なうちからよく噛み、よく使うことで口腔機能を維持し、毎日を健康に意欲的に過ごしていきましょう。
 義歯の調整や口腔内の清掃のため、定期的に歯科を受診することも大切です。

口腔体操をやってみましょう!

 口腔を鍛えることで、表1のように食事がおいしく食べられたり、表情が明る<素敵な笑顔が作れるようになります。(年齢より若返って見えるかも?)
 人と話したり歌ったり噛むことでも鍛えられますが、今回は生活の中に取り入れられる口腔体操を2つ紹介します。

挿絵1

パタカラ体操

 4文字の発音の中に、食べるときに口の動きで大切な動きが詰まっています。むせたり咳き込んだりしやすい方は、オススメです。

パ 唇を閉じる練習

タ 舌の動きの練習
食べ物を押しつぶす動作

カ 舌の奥を喉につける練習
食べ物を飲み込む動作

ラ 舌先を上顎につける練習
食べ物をまとめる動作

挿絵2

舌・唇のストレッチ

舌の運動

 意識的に舌を動かすと、唾液の分泌が促進され食べ物が飲み込みやすくなります。

挿絵3

唇の運動

 唇をしっかり閉じる・すぼめる動作は、食べこぼしの予防や頬の筋肉を鍛えられます。
 食べる・喋ることは日々の生活の元気や楽しみに繋がります。イキイキした生活を送るために、口の健康についてもこの機会に振り返ってみてはいかがでしょうか。

挿絵4
 
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