安平町立早来学園教室の名称

各部屋の名称が決まりました!


 2023年(令和5)年4月安平町立早来学園が開校します。安平町立早来学園では、施設一体型の義務教育学校として、さまざまな教室(部屋)を有しています。

 学校のコンセプトである「自分が“世界”と出会う場所」を室名に反映させることで、各部屋でどのような“世界”と出会うかが明確となり、生徒・教師・地域の学びの意識を醸成する一助となることに期待を込め名前を付けました。


児童生徒の拠点(従来の教室)の室名

ホーム

教科室とつながる部屋(ホーム)は、7年生〜9年生の生活の拠点となる場所であるため「教室」という名称は相応しくありません。1年生〜6年生は従来教室と同じ位置付けになりますが、その場の学びは「個別最適な学び」と「協働的な学び」を目指すことになります。そこで教室という名称をあえて使用しないことで従来の「教える/教わる場所」から「学ぶ場所」へとイメージの転換を図り、1年生〜9年生まで共通した名称「ホーム」としました。
※学年数を頭に付けて『○ホーム』と表現します。例)3年生=3ホーム


職員室の室名

職員ホーム

早来学園の校舎は、学びの視点では子どもと大人がともに育つという設計思想があります。地域の大人が学校施設を利用できるのはそのためです。そこで職員室も児童生徒と同じ「ホーム」とすることで児童生徒・保護者・支援者等が入りやすく、当事者として教育をともに創る大人たちのホームであるというねらいを込めて名付けました。


特別支援の室名

支援ルーム

すべての児童生徒が支援の対象であり、それが特別なものではないインクルーシブな(分けない)ものであってほしいという願いから、「特別」という部分を外しました。また「教室」という名称を使用しないという共通の考え方から「支援ルーム」と名付け、支援を受ける児童生徒が主体的に学びを深める部屋という意味を込めました。
※同名の室が複数あることから『支援ルーム○』と表現します。例)支援ルーム2


特別支援の室名

支援ルーム

すべての児童生徒が支援の対象であり、それが特別なものではないインクルーシブな(分けない)ものであってほしいという願いから、「特別」という部分を外しました。また「教室」という名称を使用しないという共通の考え方から「支援ルーム」と名付け、支援を受ける児童生徒が主体的に学びを深める部屋という意味を込めました。
※同名の室が複数あることから『支援ルーム○』と表現します。例)支援ルーム2


各教科室の室名とサブテーマ

教科教室型運営方式の特色を活かし、教科を通して出会ってほしい“世界”をサブテーマに込めています。また教科専用教室が教科占有教室とならないようサブテーマの世界を通して教科等横断的な連携を高め、専用教科の活動以外でも使用の可能性を広げるねらいが含まれています。なお、学問の広さ、知識の深さと出会ってほしいという願いから、サブテーマは平易な表現ではなく、あえて端的かつイメージの広がる語句を用いています。

空間 室名称 サブテーマ
国語 国語室 言葉と想像
英語 外国語室 多様性と共生
社会 社会科室 文化と記憶
数学 理数室 論理と発見
理科 実験室 試行と考察
図書 図書室 知の扉
工作 工作室 創作と協同
家庭科 キッチン 食と交流
美術  アトリエ 美の追求
音楽(ステージ) ステージ 感動の共有
多目的ホール 多目的ホール なし
階段ホール 光の庭 なし

国語室

国語室/言葉と想像

言葉は、自身の思考の道具としてだけでなく、声や文字によって相手に想いや考えを伝えるために生まれていきました。相手に正確に伝えるためには、相手の気持ちを考えることが大切です。国語科を通して、豊かな想像から生まれるたくさんの言葉に出会う。ここは、言葉とその背後にある想像から生まれる新たな世界と出会う場所。


外国語室

外国語室/多様性と共生

世界中の国や民族が多様な言葉を持っています。一方で国際社会で対話するためには共通言語が必要となります。国際言語となっている英語を通して世界中の国々や地域の人々と語り合い、違いを理解しながら共に生きることを模索することが求められます。英語を通して、多様性を認め共生する社会と出会う。ここは、多様性と共生から生まれる新たな世界と出会う場所。


社会室

社会科室/文化と記憶

世界の国々はどうやってできたのか、日本の社会はどのような仕組みなのか。なぜその仕組みなのか。昔はどうだったか。私たちの社会では、歴史や地理の移り変わりがあって現在につながり、文化が形成されていきます。社会科を通して、これまでの記憶として残されてきた文化を知ることで、未来へ続く文化に出会う。ここは、文化と記憶を通じて新たな世界と出会う場所。


数学室

理数室/論理と発見

不思議だと思うことも調べていくと法則や規則、つながりなど要因が見えてきます。科学文明は不思議を明らかにすることで発展してきました。なぜを探り、論理的に説明し、なるほどに変えていく。理数科を通して、論理を土台とした新たな発見に出会う。ここは、論理と発見を通して新たな世界と出会う場所。


理科室

実験室/試行と考察

やってみないとわかりません。本当にそうなのか、もしかしたら違うのか。なぜそうなのか、なぜ違うのか。それは、やってみないとわかりません。考えて、やってみて、また考えて。実験を通した試行と新たな考察に出会う。ここは、試行と考察を通して新たな世界と出会う場所。


図書室

図書室/知の扉

本の世界から学ぶことは多くあります。知識を得るだけでなく、多様な学びと喜びがそこから生まれます。本は、現実の世界を超え、想像の世界を無限に広げてくれる扉。本を通して知と出会う。ここは、知の扉を開き新たな世界と出会う場所。


工作室

工作室/創作と協同

使うものを作る。便利なものを作る。一人で作れないものは一緒に作る。生活を豊かにするため創意工夫して作る。作ることが楽しくなる。一人でもみんなでも、作ることで楽しさと出会う。ここは、創作と協同を通して新たな世界と出会う場所。


家庭科室

キッチン/食と交流

一緒に食べるとなんか楽しい。一緒につくると会話もはずむ。もっとおいしくなる。好きな食べものを聞いたら同じだったり違っていたり。食をつくり、食べることは誰かと交流したり、相手を理解することにつながります。食を通して交流が生まれる。ここは、食と交流を通して新たな世界と出会う場所。


美術室

アトリエ/美の追求

アートは、正解のある設計図通りにつくるものではなく創造的につくられるものです。その作品は、作者自身が表現された個性であり、作品づくりによって個性が磨かれます。アートを通して個性という美に出会う。ここは、個性という美を追求して新たな世界と出会う場所。


音楽室/ステージ

ステージ/感動の共有

楽器を手にして仲間と共に奏でる。心をあわせて歌に思いをのせる。内面から奏でられる豊かな表現はステージに感動を生み、それを他者とわかちあう。協演する喜びを通じた感動に出会う。ここは、感動を共有して新たな世界と出会う場所。


多目的室

多目的ホール

この場所は壁面に室名をあらわすサインが設置されず、平面図に記載されるのみになる。平面図にはサブテーマが記載されないため、この空間にサブテーマは付与しない。


階段ホール

光の庭

書写、被服、図工でも使うことを考えるとサブテーマをつけるのではなく、空間の名称のみをつけることで多目的な用途で使えるようにした。「光の庭」は、はやきた子ども園内にもあるため幼小の空間的連携にもなる。


最後に

私たちは、平成30年9月6日に発生した北海道胆振東部地震により安平町は甚大な被害を受けました。仮設中学校での学校生活を余儀なくされた早来中学校。私たちは、早来中学校再建として「自分が “世界” と出会う場所」をコンセプトに子どもたちの新しい学び場を創ろうとしています。ぜひ、安平町にみなさまの温かいご支援をいただきますようお願い申し上げます。

また、札幌都心から80分、新千歳空港から20分のところに位置する安平町。ちょうどよさがここには詰まっています。そしてちょうどいいだけではなく、飛び抜けているものもここに。安平町が目指すのは、日本一の教育のまち。ぜひ、安平町にお越しください。

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未来へつながる復興まちづくりプロジェクト


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